店主の呟き

蕎麦酒房　てらさわ店主の私、寺沢仁志が不定期に呟きます。
日ごろ私が思ったり感じた事、体験談、意見等を呟く予定です。
これを読んで、あるいは、お店にて感じたことなど、なんでも結構です。
ご意見を頂けたら幸いです。

2015/12/27 真心と絆の物語。

今回の映画は感動しました。
歴史上の事実を元にした映画でしたが、堅苦しさより、圧倒的な迫力ある映像力を持ちながら、心に大きな火をともすような心温まる作品でした。

海難１８９０。
和歌山沖で座礁したトルコ船を助けた小さな魚村民の物語。

まだ明治の初めの頃、地方の小さな漁村では食べるのもやっとの日々。でも遭難した人間がいたら、命を張ってでも助けるという真心がそこにあります。
６００名のうち助けられたのは６０名ほど。それでも、ない食料を集め、村中の着物も集め、漁に出なければ生活が成り立たないのも超えて、行方不明者の捜索から、持ち物の回収を行いました。何より素晴らしかったのは、血だらけの遺品や傷だらけの衣服では、遺族に気の毒だと、洗浄し、作ろう村人の姿でした。

日本人として感動し、その人と同じ血が流れてることが誇らしかったですね。そしてその恩は時を超え、トルコから返されます。

イランイラク戦争の時、危険を顧みず飛行機を出す決断をしてくれたこと。その飛行に志願してくれたパイロットがたくさんいたこと。さらに、現地にはたくさんのトルコ人が残っていたにもかかわらず、日本人のために自分の国の飛行機を譲ってくれたことでした。胸が熱くなり、涙は止まりませんでした。実際はもっと困難な事だったことをわかりやすく表現してくれていますが、変な色づけが無い、いい映画でした。日本人.なら是非観てもらいたい作品です。一年の締めくくりにどうぞ。

もう一作品は、子供たちに紛れて妖怪ウオッチ。
端っこのほうで、何故か泣きまくっていました。(しかし、飛行機嫌いの僕が、映画で山が怖くなり、今度は海も船も怖くなった。なんか、どんどん行動範囲が狭まってるような気が…。）

今年も一年間ありがとうございました。

2015/12/20 小さくてもスラッガー

今年は、トリプルスリーを達成する選手が両リーグから飛び出すほどの、打者がよく目立ったシーズンでしたな。
年間最多安打を更新した秋山選手が首位打者を取れないのですから、今年は相当なレベルの高さです。

でもここで、こんな数字を見てみますと・・・
ソフトバンク　柳田１８８/９２
西武　メヒア１９８/１１８　中村１７５/１０２
横浜　筒香１８５/９７
広島　エルドレッド１９６/１２２
日ハム　中田１８３/１００
ヤクルト　畠山１８０/９６　バレンティン１８５/１００

これはここ最近のスラッガーと呼ばれる打者の身長と体重で、数字からもわかるように体の大きい体重のある選手が、そのパワーで打球を遠くに飛ばし、ホームランを量産するというのが、野球会の常識であります。

しかし、身長１８０センチ体重７６キロの野球選手とすれば小柄な方の選手がなんとヤクルトの山田選手なのだ。この体格でどうしてホームラン王になれたか正直疑問でありましたが、その答えは先日放送された山田選手特集で分かりました。

もともと大振りの飛ばし屋で、かつての池山選手のような活躍を期待されたようでしたが、しかしプロは厳しく、最初の２年は振るわなかった。そこに現れたのが、かつて青木選手を育てた杉村コーチで、この練習法が独特。ありとあらゆるティーバッティングを行うのだ。

通常の斜め前から、真横、ワンバンドやら、バランスボールに乗っかったものまで、その数１０種類以上。あらゆる条件でミートする技術を身につけることが、様々なコースに対応することにつながり、さらにフォームの修正になるのだそうな。
その技術の習得と、今なお行っている修練の連続により、昨年は３割の打率を残せたようです。さらに発展し、昨年までのコンパクトなスィングに加え、ミートの発展形という形で、本来の飛ばし屋の打法を身につけた。それがこんな結果になったのですな。

さすがに日本記録とまではいかないでしょうが、並み居るホームランバッターをおさえて本塁打王になったのですから立派です。（しかもまだ若い、これからどんな打者になるのだろう）

野球は、奥が深く、体に恵まれなくても、できることがあるということですね。ホームランを打てる打者は足が遅い、足の速い打者はヒットは打てても一発はないというのが、野球ゲームでもこれまでの定番です。足の速い強打者が生まれました、しかもあの容姿で。実際の姿より大きく見せる山田選手の、来シーズンのさらなる活躍が楽しみです。
（盗塁王で、本塁打王なんてね…。それと今年の流行語大賞はトリプルスリーでしたな）

2015/12/13 そして一つの時代は終わるのだ。

今年も一年を振り返るとずいぶん有名な方が亡くなられました。
そして、現役を退いた方も多かったですね。

65まで現役で戦い続けた一人のレスラーが現役引退をしました。
天龍源一郎。

相撲からレスラーになり、ふてぶてしい立ち姿と闘志あふれるレスリングスタイルで、往年のレスラーたちと渡り合った方でした。天龍選手といえば、革命（レボリューション）というように、数々の団体を立ち上げたり、渡り歩いた人でもありましたね。

猪木、馬場からピンフォールを奪った唯一の日本人だそうですが、僕としては鶴田、三沢と死闘をつづけた日本人のほうが、しっくり来ますね。（両選手とも他界したのだから、この年まで闘えたということはいかに偉大なことかわかりますよ）

パワーボム、チョン蹴り、逆水平チョップと天龍選手を語るうえで欠かせない数々の技がありますが、引退試合ではもう腰が悪いのか、チョップやパンチは腰の入ってない、手だけのものであり、パワーボムも持ちあげても固められませんでした。
当然延髄切りなどできるはずもなく、ここまでボロボロになっても彼を突き動かしたのは何だったんだろうと思います。

時代を生きた一人のヒーローがリングをおり、次はまた別の道で頑張るのでしょうね。天龍選手は、ガサガサの声故によくいじられることが多く、意外と洒落も通じるのか、バラエティで見かけることがありますね。

驚いたのは競馬の実況にチャレンジしてましたよ。当然何言ってるかわかりませんでしたが…。久しぶりにプロレスを観ても、もう誰もわかりません。
時代は動き、老兵は立ち去るのみといったとこでしょうか。お疲れ様でした。

2015/11/29 人の時を超えて思う

僕はそんなに詳しくないのだが、新選組で誰が好きかと言われたら、斎藤一というでしょうな。

おそらく、るろうに剣心の影響が強く、その後ヒストリアなどで知ったが、不器用なまでの男臭い武士の生き様がよかったですね。先日TVの番組で、新選組が好きで来日した、外人の女の子の密着をやっていた。彼女もるろうに～のようで、斎藤派でした。新撰組縁の地を訪ね、京都や都内をめぐり、お墓参りやグッズ集め、食事を堪能していました。

その最後に、会津へ斎藤一氏のお墓に行ったのですが、墓前で、彼女は感動のあまり号泣でした。その姿に、僕も思わずもらい泣きしましたが、これってすごいことですわね。ちなみに彼女は斎藤氏の曾孫さんとも会えたようですが、それほど古い人物で、しかも国境を超えて、人の胸に突き刺さる感動とは何なのだろう。どういう生き様がそういう結果をもたらすのか、本人でさえきっとわからないと思うのですが、事実感動はここにあるのですよね。武士としての本分に従い、時代に飲み込まれながらも、不器用に生き抜いた。死んだいった仲間たちを最後まで思い、会津の地で眠る。時代を動かした大名でなければ、今に続く財閥の祖先でもない。たった一人の侍の生き様が、時を超え、遠く世界にまで飛んで行って、影響を与えるのですからね。こういう人を超一流の人物というのでしょうな。イチローや松井に憧れて野球選手になった人も多いでしょう。今の時代、斎藤氏あこがれて侍になることはできませんが、こんな日本人がいたことを誇りに思いますね。（ちなみに実写版では江口さんが斎藤さんです。これもかっこいい）

2015/11/22 好事を職として、食にするは難儀なり

プレミア１２盛り上がってますが、そのおかげで店は盛下がっております。
とほほ…。

今回は残念でした。
しかし、ものの考え方を変えれば、かえって良かったように思います・
とはいえ、僕も早く終えてみるのが楽しみですね。

これまでのWBCの時のような、小技のきく、足の速い選手ばかりでの打線から、今回は大砲をずらりとそろえ、いつでも爆発しそうです（実際はなかなか爆発しないもんですが）。

前評判では日本楽勝という話でした。
その背景には、メキシコは寄せ集めのインスタントチームだったり、ドミニカもウィンターリーグ中とあって、くるのは１A,２Aクラスの選手で、実際登板した中に広島の育成選手がいましたね。
メジャーからも参戦しないとのことで、日本、韓国有利と言われましたが、実際は、苦戦続き。それはなぜか？という答えが記事になっていました。この戦いは国としての戦いでもあるようなのですが、実は個人としても自己アピールの戦いでもあるようなのです。

特に、日本戦は、各国のスカウトが目を光らせ、日本の選手を見に来ているらしく、それだけにそこで活躍することは選手にとって今後の未来を開く契約につながる可能性があるようなのです。それは決してメジャーリーグだけでなく、日本のプロ野球から、韓国、台湾、はたまた日本の独立リーグでも構わないようで、今の生活を変える為の必死のアピールタイムなのだそうだ。だから一人一人が、一生懸命に頑張り、結果的に苦戦となるようですな。ここからわかることは、どこの国でも好きなことを仕事とする事は、とても難しいことで、ましてやそれで十分に食べていくのはかなり困難なことといえましょうね。野球で生計を立てようと思った人が、やり遂げるにはハングリーなパワーが必要なのですね。（いわれてみれば日本でも、豪邸に住んでるのはごく一部で、２軍とのボーダーラインの選手の生活は結構普通のアパート暮らしだったりしますよね）よりよい条件で、自分を使ってもらい、富を手にしようとひたむきな選手がいれば、今巷を賑わす、賭け事で選手生命を閉ざしてしまった選手もいる。ものの見方をちょっと変えれば、豊かさと貧しさと、そこにいろんな思いのある大会でもあるなと思いました。

2015/11/15 なれると怖いな。

今日は邦画の二本立て。
しかもどちらも、よく殴りよく殺し、よく血が流れた。激しいアクションシーンだなと思ったけれど、バイオレンスだと思わなかった。そんな自分が怖いと思いましたが…。

まず１本目は、MOZU。
ドラマ版はダイジェストぐらいしか見ていないので、わかるかな？と疑問でしたが、面白かった。途中イライラするシーンもあるのですが、ほぼ全編アクションです。個性的なキャラクターたちが躍動しますが、主演の西島さんはすごい頑張りようです。撮影秘話では結構負傷したとのことですが、納得の作品でした。若手も、ベテランもとてもいい味を出していて、伊勢屋さんや、松坂さんなど、今後の活躍が期待されている俳優さんたちが結構出てるので、それだけでも、次の世代に続く作品かもしれません。ストーリーはシンプルなので、頭を使わずに観れました。

もう一つはグラスホッパー。
なぜバッタ？でしたが、ま、、そっかという感じでした。大ドンデンといいう意味では、ちょっと弱い感じですが、これまでの井坂作品では面白かった方の部類でした。ただなんか、清々しさとか、すっきり感が足りないですね。なぜなんだろうか・・。不思議な作品でした。こういってなんですが、どちらもお勧めではあります。秋の夜長に見る娯楽作品としては、十分に素晴らしい作品でした。

2015/11/8 猛き者

強さに限界はない。

これはこの呟きで何度も書きましたが、僕の恩師がくれた大事な言葉であり、僕が常日頃、困難に立ち向かう時の言葉であります。

先日、当店を支えてくれた建築会社の社長が、約３年ぶりぐらいでご来店頂きました。でもそれは、奇跡とも強さともいえる戦いの上の来店でした…。

言葉数は少なく、いつも優しい笑顔を絶やさなかった社長は、当時は副社長として活躍されてました。現場の第一線で頑張っていた社長は常に外を走り回り、暑い夏なら作業着で寒い冬ならダウンジャケットを着て、自転車で回られていました。遅くに、まだ仕事が終わらないけど息抜きたくてと来店されたり、部下を何人も連れた来られたり、同じような若き青年事業主の懇談会のような時もありました。

だんだん仕事が忙しくなり、来店の回数が減りましたが、その分外で社長の顔を見る機会が増えていったそんな社長でした。風のうわさで、先代から社長業を受け継がれ、今後ますます会えなくなるねと言っていたのですが、しかし、会えなかった期間は、仕事のためではなく、療養のためでした。

就任して１年ぐらいったった時、社長の身内の方が来店され、聞かされた事実は、耳を疑うものでした。社長は就任してまもなく、それまでの頑張りがたたったのか、くも膜下出血で倒れ、重篤な状態だったようです。一命をとりとめたのも奇跡だったようで、長期のリハビリ入院を余儀なくされ、その後も自宅で療養の日々を送られているとのことでした。その社長が、先日奥様に連れられて、そばを食べに来てくれたのです。もともと、がっちりした人でしたが、少し痩せられ、少しまだ不自由な感じを受けましたが、それはものすごい回復だと思いました。相変わらずのやさしい目で、それでも強く歩みだす姿は、素晴らしかったです。

本当の強さとは、何でしょう？力が強いこと、たくさんの武力を抱えること、いろいろあると思いますが、僕は何より、何とかするんだという人の心の中にこそ強さがあるように思います。ベトナム戦争で、太平洋戦争をはるかに凌ぐ爆弾が落とされても、独立するんだというベトナム人たちの心を折れさすことができなかった。心の強き者こそ本当の猛き者なのかもしれませんね。ここまで来た苦しみ、そして、これからもあるであろう、つらさを思うに、僕の気持ちは小さくなりますが、社長の生き様から、また多くのことを学ばせたもらったそんな感じです。次の来店では、どれだけよくなってるか、それが楽しみです。

2015/11/1 王の鷹

日本の大空を羽ばたく鳥の王様といえば、その大きさと風格からか、鷲ですかね？
海外ならコンドル、夜ならフクロウかなといったとこでしょうが、人間とかかわりが深いのは鷹ですかね。その鷹と鷲って、実は同じ仲間で、大きさの違いだけなんだそうです（そういう意味でいうとクジラとイルカみたいなもんでしょうな）。

今年も野球は終わりました。
黄金時代の到来を示すかのような、ソフトバンクホークスの連覇です。
前評判からソフトバンク有利と言われてきましたが、実際はかなりの差があったように思います。なんせ余裕があったし、緻密でしたね。

短期決戦でありながら、3人の捕手を起用したり、先発ローテーションを崩さずに登板させたりと、普段通りの横綱相撲だったように思います。ソフトバンクもヤクルトに負けない強力打線で、タイトルホルダーの中村、長谷川選手や、ムードメーカーの松田選手、トリプルスリーの柳田選手に、今回大活躍のイ・デホ選手。残念だった内川選手とクリンナップを任せられるような選手層は厚く、恐怖でしたね。

しかしその戦い方は、決して派手なだけでなく地道に崩していきましたね。
ほとんどは、試合の後半とダイジェストだけでしたが、日曜に見れた試合ではヤクルトの小川投手に対し、最初の３回までに一体何球を投げさせるのかと思うほど、球をよく選び、カットしました。ソフトバンクの攻撃の長い事長い事。監督が名投手だけに、やられたらいやなことを熟知し、選手もチームプレイに徹した結果でしょうね。強かった。

僕的にうれしかったのは、去年のシリーズで初めてみた武田投手が、きっとすごい投手になるのでは？と思っていたら、堂々と第１戦を投げ切り、シーズンも次世代のエースとして十分な活躍をしたことですね。優勝請負人と言われた工藤監督は、やはり勝負強かった、そんな感じでしょうか。鷹は野球の世界では、王です。黄金の鷲は、地に落ちましたがね。次の連覇もありうるように思います。今年のシリーズは面白かった。（ま、燕と鷹では初めから分が悪かったかな…。）

2015/10/25 すでにツバメの巣には…。

セリーグのレギュラーシーズンが終わり、個人成績が出てみれば、なんとなんと燕ばかり。

トリプルスリーの山田選手が三冠王ものぞかせた活躍を見せただけでなく、打撃の３冠をすべてヤクルトが独占。去年最下位のチームがなぜ優勝の答えは、ここにあるように思いますね。

しかし、どうもその下ごしらえは、去年に出来ていたようですね。
去年の打撃成績を見れば、打率で、３位の山田選手、６位に雄平選手、８位に畠山選手、１０位に川端選手、さらに１１位にバレンティン選手と上位に５名もいたのですよ。（それで最下位というのは、逆になぜ？）

５人のうち２人が早々に離脱してしまいましたが、残りの３人が見事に働いた。
内蔵されたエンジンが、見事スピードに変わったようなもんでしょうな。ここにも杉村コーチの打撃改革があるようです。打撃もピッチング同様、好成績を残せば、当然研究されるので、連続して結果を出すのはとても難しい。水物とも言われますしね。去年産み落とされた、燕の巣の中の雛たちは、飛び立つに十分な立派な燕となっていましたね。
あとはピッチングスタッフが揃ってくれば、かつて野村監督が築いた、ヤクルト黄金時代の再来もありうるかも。

2015/10/18 ”かで”始まり”る”で終わる

このタイトルで分かる人は、このシーズンを待ちわびた人であります。

もうかれこれ１４年になるのでしょうか。この冬も相棒が始まりました。
かれこれ杉下右京の相棒は、４代目になり、その相棒の共通点こそタイトルなのであります。日本のデットフォールのような亀山薫とのコンビから、警察キャリアとのコンビの神戸尊。父親の警察官僚とともに、息子のような年の離れた荒削りの新人に、刑事のイロハを教えていく、甲斐享。そして今回の冠城亘。一番合っていたのは、最も長かった、亀ちゃんかな。ぶつかりながらも、様々な事件の解決を経て、わかりあっていった、その途中は、ドラマの中でも指摘があったように、亀ちゃんこそがこのコンビを引っ張っていていた、そんな相棒でした。そして最後は感動的な別れでした。（亀ちゃんは新たな挑戦のため、世界に飛び出していきます）神戸君とは対決の別れ、カイト君は、裏切りの別れでしたね。それぞれの相棒には味がありましたが、今回はどうでしょうか
？設定は、ついに警察官でない官僚が相棒ですが、設定はともかく役者が？ですな。僕の個人的な意見ですが、どうもあまり成長のない役者に思えて、？なのです。奥さんは、容姿、実力とも日本を代表する女優で、たまに出演しても、必ず話題になる。（あの家政婦はすごかった）僕の希望では、家庭の仕事があるなら、かわってほしいと思えるほどでした。そんな彼が、今度は、楽しみにしているドラマの相棒とは…正直言ってちょっと残念でした。ま、これからどうなるかわかりませんが、初回は、あ～あやっぱりの不適合でしたね。楽しみなドラマが苦痛にならないことを望みます。(なんか、設定は神戸君のようなノーネクタイのシングルスーツで、鼻持ちならないエリート風を吹かせてますが、神戸君に比べて、ちょっと粗暴かな。頭の良さからロジカルなところや、型にはまらない官僚の姿から、ちょっとバチスタシリーズの白鳥さんのようですね。となると、阿部寛さんがよかったな～。そのコンビも見たかった）

2015/10/11 大木が、抜けて、はい出る新芽かな。

今年のプロ野球は、セリーグの混戦に表れてるように、面白かった。
というのも、きっと新戦力の活躍が目覚ましいからだと思います。ここ何年かで活躍してきた選手や、もともと2軍での実績があった選手、才能があるといわれながらも発揮できなかった選手が、今年は、花を開かせているように思いますね。我が広島の、菊池、丸の両選手。横浜の梶谷、筒香選手。ヤクルトの山田選手。ソフトバンクの柳田選手。日ハムの大谷投手。ロッテの清田選手。西武の森、秋山選手。楽天の則本投手。もともと今年はやると注目を浴びていた選手も多いですが、初めて聞く選手も結構いましたね。もちろん、まだまだたくさんの有望株が多いのですが、これが日本の底力といいましょうか、野球人口の多さともいえるのかな。（以前に野球の球団をjリーグみたいに各地に作って、今の倍の球団数でリーグを組直したら、もっと面白くなると言っていたけど、その話は一理ありますね。1チーム9人しか出れないわけですから、実力がありながらも、埋もれてる選手はまだいるのでしょう）日本のエースともいうべき選手がメジャーに出ていくたび、日本の宝の損失だとか、日本のリーグに魅力がないなどと叩かれてましたが、それは見当違いのようだ。野茂投手が行った後、松坂投手が出てきて、彼も行った後ダルビッシュや田中投手が出てきた。彼らが行っても、今、則本、大谷投手が盛り上げてくれていて、彼らもまた将来メジャーに行くのかと思うとその方が楽しみです。打者でもイチローが行った時はため息が出ましたが、その後青木選手が出たきたり、今なお秋山選手のような連続安打の記録を作る選手が出てきた。十分に育った大木を大事にすることも大切ですが、そのあとの新芽を育てるることも大切なのでしょうね。次の国際大会に彼らが日の丸を背負って飛び出していき、世界の強豪たちと渡り合っていくのが楽しみです。あ～あ、あとはもう少し鯉が登れば…。です。（結局あと一歩でこけたもんな。この辺がファンとしては苛立つところなのだよ）

2015/9/27 エンターテインメントだな。

キックアスという映画は、とても痛快で面白かった。（下品かもしれないが）その前は、ヴィーヴァンフォーエッタ（難しい名前だった）でした。何が素晴らしいか？それは大量殺人。殺人というより殺陣といった方がいいかもしれないその動きなのです。たくさんの敵に囲まれても、たった一人でバッタバッタと敵を倒していく。時代劇のそれのような姿の西洋版。リズミカルに、ダンスをするように敵を葬り去っていくその雄姿は、血は噴き出すが美しい。今回はそんな印象を持ちました、キングスマンです。全体的にコミカルなスパイ映画なのですが、その表現方法が美しかった。何回かある殺陣のようなアクションシーン以外でも、人の頭が吹っ飛ぶのを花火のように表現したり、スパイ映画独特の魅力ある道具が面白かったですね。万人受けではないかもしれませんが、おすすめの映画です。もう一つはピクセル。こっちは完全に好き嫌いが分かれますけど、僕ら４０代ならちょっと熱くいなるかもです。パックマン、ドンキーコング、ギャラガなど、昔ゲームセンターで燃えたキャラたちがリアルに地球を攻め込みます。同じように燃えた、今は中年の主人公が迎え撃つのですが、くだらないといえばくだらない。ただ映像はきれいでした。僕的には、懐かしく、面白かったです。こども向けのゲームのキャラなのですが時代が時代だけに、結局中年向けの映画に仕上がっています。どちらもエンターテイメントたっぷりで、なかなか邦画では、作られない作品ですので、この機会にどうぞ！！

2015/9/20 鯉視眈々

早いもので、先日パリーグはソフトバンクがリーグ制覇を成し遂げました。
工藤監督１年目の快挙でありますが、２位は日本ハムの栗山監督。
共通点は、報道ステーションの分かりやすい解説。
どちらも理論派で、それでいてかみ砕いた解説で、野球音痴の母親ですら興味を持つ解析力でした。その二人がこうして結果を残してるのですから、これからの野球の監督のあり方も、変わってくるのかもしれないですね。

そんな中でセリーグは団子状態。
新聞紙面では上位３チームの三つ巴のように書かれていますが、実は我が広島東洋カープはいい位置につけているのであります。競馬でいえば中段に位置取りし、直線をむかえた状態。あとは末脚さえ爆発すれば十分に先頭に躍り出る可能性があるのですが、これまで大きな連勝してきていないから果たして？今年は大きな連敗がない代わりに大きな連勝もなく、たまに三タテをくらわしても、ほとんどは１勝２敗かその逆で、実に堅実に星を重ねてきました。それも投手陣の実力によるものだと思ってるのですが、ここに来てその投手陣が物を言いそうですな。マエケンはここに来て負け知らずですし、助っ人のジョンソンもいい。ベテランの黒田投手はこういう時こそ落ち着いて、力を発揮してくれることでしょう。

巨人が今年は菅野投手がいまいちで柱になるピッチャーが分かりにくいし、ヤクルトは小川投手ががんばって館山、石川の両ベテランが踏ん張っていますがコマ不足は否めない。
阪神は打撃はいいものの、藤浪投手頼み、となると広島か…？鯉だけに虎視眈々出なく鯉ですが、闇の中に潜んで時を待っていた鯉が、するすると隙間をぬって滝登りをすることを望みますね。（といっていたが、最近は相性が悪いのか中日に連敗です。しかも黒田、マエケンでぼろ負け。あ～あ、鯉は再び泥の中に潜ってしまったか？）

2015/9/13 ハーフ時代がやってくる

今回の高校野球は、僕的には、とても気持ちよかった。
というのも、いいなと思った選手がみんな活躍してくれたからです。

注目株の早稲田の清宮君や、東海大相模の小笠原君、秋田商の成田君でありました。
結果を見てから言うのも何ですが、僕の予想では組合わせ次第ですが、早稲田対東海大相模ではないかと思っていました。
次点で、関東一校、仙台育英、秋田商業がいいなと思っていたんです。

清宮君はもう言うまでもない怪物で、あれだけの注目を浴びながらも淡々と成績を残すところなど大物だなと思います。

成田君は、フォームが往年の大野投手と重なりました。
まだ若いので未完のような気がしますが、これで大野投手のように下半身に十分なためを作り、大きなバックスライドから投げこむフォ－ムが完成したらと思うと、是非広島に入ってくれないかなといった感じです。それともう一人注目の選手といえば、オコエ選手でしょうな。ぼく個人の意見ですが、どうも黒人の血が入ってると、なんかやってくれそうな気がするのですよ。実際足は速いから、守備範囲も広いですものね。あの中京戦でのバックハンドでのセンターフライキャッチは圧巻でしたし、興南線で、あれだけ合ってなかったのに、最終打席で一発ぶちかましましたからね。打撃もスター性がありますね。

これも時代なのか、最近このようなハーフの日本人が活躍するケースが増えてきましたね。昔は、助っ人としてきた外国人が、日本人と結婚したり、日本の生活になじんだり、また代表選出を目的として帰化するケースがありましたが、今はその次のステージに移ったといった感じでしょうか。バレーボールでも宮部藍梨選手が出てきましたしね。今はまだ珍らしい、稀有な存在ですが、過去には、メジャーのダルビッシュ投手もそうですし、あと何年後かには、各地の高校でそんな選手が活躍する大会がやって来るのでしょうな。それはそれで楽しみです。

マラソンの駅伝留学の黒人選手が出たり、大相撲のモンゴルの力士が席巻したりと、外国人が増えてきましたが、今後は、外国人の血が入っているとはいえ、日本人、いや日本人のハーフ世代が新しい時代を作ってくれることを望みます。

2015/9/6 パクリンピック

北京オリンピックの年は、いろんなことがありました。
ぼく個人では指に大けがをしたり、暮れに突然父親を亡くしたりと波乱万丈の一年でしたね。

あの時の中国もすごかった。
チベットを始め、あちらこちらで反対のデモが行われ、一枚皮をむけば、オリンピックで盛り上がる街の裏側で、住居を奪われた人たちの怒りと絶望が渦巻いていましたね。

そういえばあの時も、歌がパクリだとか騒がれたような…。
もともとパクリ国家だから、テーマパークやファーストフード店、アニメのキャラまで、ひどいクオリティの模造品があふれかえってましたが、まさかオリンピックでもね。

でもまた、今回冬のオリンピックの開催が決まったようですがそこでもパクリの歌が…。
聞こえてきた歌は、あの去年大流行したアニメソングでは。
本国のアメリカでは、怒りを飛び越してあきれた批判が続出だそうです。どうなることやら・・と思いますが、本国も人のこと笑ってる場合ではなかった。
東京五輪のロゴがどうもパクリらしい。
本人は否定の会見をしていましたが、僕の目で見ても似てる！！おいおい、大丈夫か？今後どうなるのか知りませんが、なんか味噌がつきましたね。認めればそのデザイナーは終わりでしょうし、この損失の賠償は莫大なものとなるでしょうが、それより国立競技場の建設も含めてなんか盛り下がってきた。

もともとぼくは石原さんが言って時から反対でしたが、開催決定からちょっと賛成側に傾いてきたんだけどね。日本もパクリンピック開催とならぬように願いますが、正直、どうでもよくなってきました。

2015/8/30 間に合うのか？

先日報道されたニュースは、ある意味呆れたのを飛び越して恐ろしくなってきた。

内容は、韓国の冬季オリンピックの準備状況なんですが、これがひどい。
開会式のスタジアムは、工事どころかいまだ資材さえ置かれていない状況で、風が強くて改修が必要なジャンプ台も全くの手つかず。進んでるところでも、未だ20％ちょっと。

驚くのは地元民の盛り上がりのなさで、移動を余儀なくされる住民の怒りはすさまじく、そのうえ、いまだ移動の際の説明さえないという。その根源はどうも予算不足らしく、スポンサーによる集金で運営する予定らしいのだが、開催が決まってからもう4年もたつのに目標とする金額の40％で、半分も行かないらしい。

これはどう見てもひどいらしく、韓国人の経済学所の意見でさえもう無理らしい。担当者は強気で、今年中にめどがつくといってるらしいのだが、財閥に頼った韓国経済は今頭打ちになり、右肩下がりになっているし、ウィルスの影響で頼みの観光も大打撃だ。この状況で強力なスポンサーが出るように思えず、噂ではなくかなりの確率で開催が危ぶまれてるとか。

匙を投げるなら早いほうがいい。
こんな時いつも犠牲なるのは、真剣に鍛錬を積んできた選手で、地元で地道に生きてきた住民なのだ。オリンピックは楽しみなイベントで、その後豊かさを残すようなイベントです。

どうか、悲しみに暮れる人を生み出すようなオリンピックは、避けてほしいと願う次第です。（といったものの、日本も人の事言えないですわね。競技場のことといい、エンブレムのことといい、なんかバタバタだわね。今からこんなんで、大丈夫なんだろうかと思うよ）

2015/8/23 それを平和と言うのだろう。

ある工場の従業員が新しい機械を囲んで、一枚の写真に収まった。
ベテランから若手まで、作業服を着た面々は皆笑顔で逞しかった。でも、それぞれの人生は様々で、ベテランは長年の疲労から腰痛に悩んでいたし、中年の男は去年父親を亡くした。そこには、何年も変わらない労働の日々があり、得られた給料で営まれる生活がある。
だから、つらくとも笑顔で写る労働者の姿がある。
それを平和と言うのかもしれないですね。

この時期は戦争の映画やドラマ、特集が多いですが、そこに映し出される映像や過去の記憶は、そんな日常の破壊です。当たり前の日々が壊され、突然家族や友人、愛する人の命が奪われる。怒りのぶつけようがない不条理が、世間を飲みこんでいきます。先の見えない中で、ただ今日一日を生きるための日々。兵士たちはさっさと戦争を終わらせ、日常を営める世界のために闘ったのでしょう。

日本は本当に平和で治安もよく、穏やかです。
近年日本の良さが理解され、外国からたくさんの人が来るのもうなずけます。
平和ボケという人がいますが、でもそんな世界を望んだのでは・・。もちろん平和の中にも戦いはあり、家族のこと借金のこと、病気のこと、様々な苦しみの中で人はあがき続けるものなのでしょうね。それでも平和が一番。そして健康が一番かもです。

貧乏でも仕事があれば何とかなるし、独身でも友達がいれば何とかなる。平和な世界で健康に暮らせれば、それだけで十分なのかもしれませんね。
ぼく個人の問題ですが、毎年よく見るのに今年はどうしてか、戦争のドラマや特集を見る気が起きません。きっと心の余裕がないのでしょうね。

2015/8/16 阿南惟幾さんに感謝。

今回もマラソン鑑賞です.。

進撃の巨人は日本映画もここまでやるかという見事なアクションと、原作以上の惨劇シーンでしたが、そうでないシーンの会話のつなぎや流れが荒いような気がしました。
（ま、そっちよりもアクションが売りなんだろうけど）

次に観たのが、ミニオン。
肩の張らない子供でも楽しめる僕にとっては息抜きの映画でした。

やはり今回観た中で最高は、最後に観た、日本の一番長い日。
先日ヒストリアで、２２６事件後の鈴木首相の半生を終戦を中心にやっていましたが、今回は陸軍大臣の阿南惟幾さん。

日本の敗北が濃厚で、天皇をはじめ、国民のためにもうこれ以上の戦闘は無意味という閣僚内の意見をよそに、最後まで戦争の継続を唱えました。
でもそこは個人の意見というより、陸軍を代表し、陸軍にくすぶり続ける暴走の流れを牽制しながらの判断でした。政治家として、組織を率いるリーダーとして、その全体を理解したふるまいは、見ているだけで苦しく、とても立派な姿でした。それでも、苦しみの塊のような姿ではなく、堂々と、そして家族を愛することも忘れない懐の大きな軍人は、一国の大名に値する見事さで、演じた役所さんは、もう本当に日本の宝だなと思いました。
（山本五十六さんとも柴田勝家とも違い、ましてや熊徹とも違いますです）

総理の山崎さん、天皇のもっくん。上手な役者が集まるとこうも素晴らしいハーモニーができるのかと思うほど、素晴らしい完成作です。日本人の生真面目さが、戦争を長引かせたり、それでも屈辱的な決断を下せた人たちの思いがあって、今があると知らされます。この時期は、戦争の映画や番組が多いですが、これは是非観てもらいたいです。ぼくはそう思います。

2015/8/9 激辛のブラックユーモア

僕はこういう映画が好きだが、おそらく大衆受けではない話。
世にも奇妙な物語が日本人なりのブラックユーモアだとすれば、今回はかなり激辛な海外のブラックユーモア。

人生スイッチ。
なんか、触れ込みではすごい興行収入で傑作との宣伝でしたが、これがそんなに受けるか？といった感じでした。
日常にありがちなイラッと来るシーンを題材に、6のオムニバス形式で展開しますが、どれも、行きつく先が過激で人によっては吐き気がするかも。（たまたま乗り合わせた飛行機は、皆ある人物の知り合いだった。これは偶然？　働いているレストランに憎き人物が来店。その時どうする？　車の追い越しにイラッとした、そんな些細なことが殺し合いに…。　理不尽な駐車違反のレッカー移動。ひれ伏すしかない？　　　バカ息子が人身事故。さてどう始末しようか？　披露宴で新郎の浮気発覚。荒れた会はどうなるのか？などなど）正直、民族性の違いというか、怒りのマックスの限界が高いというか、日本人からするとそこまでは・・といった感じですが、気分はともかく、面白かった。夏だけに、ややホラーじみた、恐怖すら感じる話もある一方、スカッとするのもあったりとなかなかお得でしたな。あんまり多くのシアターでやってるようでないようですが、気が向いたら観てみてください。映画館でなくてもいいかも・・。（DVD）

2015/8/2 もう、空は怖いというしかない。

このタイトルで今年は何度呟いたことか。
またしても、飛行機事故。
しかも今回は小型飛行機とはいえ、民家に突っ込んでしまった。

調布で起きたこの事故は、当初は原因不明といわれましたが、どうも怪しくなってきた。搭乗者が多いことから、禁止とされている遊覧飛行のにおいがし、しかも燃料も5倍量。なんか、人災のしかも嫌なにおいがしてきました。

経験豊かで、プライベートでも新婚の機長が、なぜこんな無茶なフライトをしたのか？それは過信か？それとも収入のためなのか？いろいろな疑問が残りますが、機長の死因が焼死であることから、生き残った人も相当な火傷を負っていることが予想され、そうなると完治までは相当な期間が必要となるでしょう。その間の被害者のケアはもちろんのこと、壊した家屋の修復やら、賠償金を考えると莫大な金額になることでしょう。いったい誰がそれを保証し、償っていくのか。責任者である機長が亡くなった今、これからのことを思うと頭が痛くなります。これが自分や身内に降りかかった問題としたらと思うと、走る戦慄は激しく、だから飛行機はいやなんだと思います。おそらく、海外に行くことはもうないでしょうな。

鳥のように空を飛べない人類が空を飛んだのは自然の摂理からすれば、横暴かもしれない。でも、それが新たな交流や発見を生んだのも事実です。
受けた恩恵と引き換えに、確率は低いとしても、その代償を払わされるように、こんな事故が起きるのかもしれませんね。僕は運のない人間だから、代償の生贄になりそうだな。なら、乗るのを避けるしかない。やっぱり空は怖いんだ！！

2015/7/27 ミラクルベースボール

野球とは、本当にわからぬものだと思う。
ここの所夏の甲子園に向けて各地で予選会が行われていますが、最近はこの予選会にも、丁寧な取材が行われてるようで、いろんな球児が出てきたり、劇的なゲームがありますな。（ヌンチャクみたいなあの球児は何だ？）

先日の巨人広島戦で、2年目で19歳の田口投手が、広島打線から面白いように三振の山を築いたのを考えると、実力は、高校野球でもそれなりにあるのだと思うのですが、何か一つのきっかけで、大逆転が起きてしまいます。

西東京大会決勝の早稲田戦がそうでした。
怪物ルーキーがいるから早稲田に注目が集まりましたが、途中は8回まで5点差の負け。
打線はつながらないし、残す回もないし、どう見ても勝利濃厚であと一歩で甲子園の切符が見えるところでした。ところが、何が起こったか、急に打線につかまり始め、あっという間に逆転。終わってみれば早稲田が甲子園へという結果でした。（これ見てる方の、天国と地獄ぶりが激しすぎですわな）

こんなことは、去年の石川県の予選でも起きて、あの時は星稜高校の8点差をひっくり返しての大逆転かな？(今年も同じカードの対戦があって、今度は大逆転されたそうな)終わるまであきらめない気持ちが奇跡を起こすのか、勝利目前の焦りが魔物を呼ぶのか、予選でさえこのドラマですから甲子園はすごいことになりそうですね。

暑い日が続くので過酷を極めますが、それだけに彼らの姿は美しい。
今年も夏の高校野球が楽しみです。

2015/7/26 インセクトパワー

昔読んだ本で、東京農大の先生で長嶋先生（？といったかな）の昆虫のすごさを語った本で、インセクトパワーを知ったことがあります。

例えば、蚊の口の細さから、世界一細い注射針のヒントを得たり、蚊が血を吸い込むときに注入する物質が、将来、脳溢血などの血栓を溶かすのに役立たないかとかね。
トンボのホバリングもヒントを得てるらしい。

今回はそんな昆虫のパワーを紹介した、アリのままで。人間目線で、役に立つかという話でなく、樹液をめぐるカブトムシとスズメバチやクワガタとのバトルと面白おかしく紹介したり、カマキリの一生をドキュメンタリータッチで映像におさめたりと、よくこんな映像が取れたなと思えるほどの、素晴らしい映画で見た目は教材のような感じですが、大人でも十分感動できるすごい映像です。

特にカマキリはよかった。
カマキリは200匹近く生まれるらしいのですが、そのわずかしか成虫にならんのだそうです。（どうもあの憎たらしい森のハンターのイメージが強いので、生まれた時から強いのかと思ったら違うのだ）蟻に食われたり、蜘蛛に食われたりしながら、何度も脱皮を繰り返し、最後の脱皮で初めて羽をもらい宙を舞うのだそうな。しかもカマキリは動くjものを襲うという本能があるらしく、カマキリの雄の最後はメスとの交尾なのですが、これがうまくいかないとメスに食われてしまうのだ。しかしここでも驚くのは、メスに頭を食われても、首のないカマキリの雄は、何と交尾を本能でするのだ。そのあとは、メスの最後が卵を産み付けて終わるのだが、映像では猫に襲われてボロボロになっても、頑張るのだ（ここで僕は涙です）。そうやって、命の継続がされるのですが、これらはわずか半年の出来事なのよね。何とも、命のせつなさを感じましたよ。

自然のドキュメントというと、アースのような哺乳類やち鳥類だったり、オーシャンのような海の生物が主役でしたが、それらが脊椎動物の頂点なら、無脊椎動物の頂点は昆虫なんだよね。しかも、カブトムシや蝶のように、幼虫と成虫があまりにも違う変化が起きるミラクルな生物なんだよな。昆虫恐るべしです。（いやよく考えると昆虫のほうが歴史が古いから、多様でかつ、優れていて当たり前なのか）

2015/7/20 久しぶりのマラソン鑑賞。

やっと、いろんなことが終わったということと、今日はサービスディで大人1100円というお得な事もあって、映画3本観に行ってきましたが、まあ、混んでた。

夏休みに入り、3連休であり、ポケモンとか、ピクサーとか子供向けの映画がてんこ盛りだったのもありましたな。

まずはターミネーター。
今回は新3部作らしいので、これまでのことを覚えときながら、いったん忘れて観ても、ちょっと訳が分からない映画でした。何と今回の追いかけてくるメインのターミネーターは、ジョンだよ？？しかも未来から過去に来て、さらに未来へ。だからいろんな事が交錯していて、それぞれはどういう絡みになるの？？でした。
でも、効果音といいアクションといい、映画としては申し分ない面白さでした。二本目は、教材のような、アリのままでいい。これは子供たちに交じっての鑑賞でしたが、僕も子供とともに声をあげるほど、素晴らしかった。（これに関してはまたの機会で取り上げます）

3本目は、バケモノの子。
ぼくはジブリより細田監督の世界のほうが好きなのですが、これはオオカミを超えて良かった。最後はサマーウォーズのような壮大なファンタジーになりましたが、作品全体に不器用に生きる現代人へのエールのようなものが含まれていて、とても感動的でした。悩みながら、つまずきながら、そしてそれぞれに闇を抱えながら、それでも命あるものは生きていかなければならない。それはバケモノであろうと人間であろうと。笑いあり、小さな感動ありで話をつないでいきますが、そこには、監督が送ってくれた何かがあるように思います。

僕的には、これがこの夏の一番のお勧めで、2番目は昆虫のアリです。
疲れましたが、涙をよく流した一日でした。

2015/7/12 心の鍛錬

若いうちは買ってでも苦労をしろ！！がうちのモットーでありますが、要はいろんな経験をこそが財産ということかな。何事も味わってこそ身になるし、対処もできるというもんですな。

またしても、悲しい出来事が起きてしまった。いじめを苦に、中学2年生の子が電車に飛び込み、短い生涯を閉じました。問題はその前に何度となく出されたSOSが届かなかったことで、担任の先生がこれからひどいバッシングにあいそうだ。

僕ももちろん、先生の責任はあると思うのだが、でもここで先生を弁護すれば、動けないこともあるということだ。自分とこれまで関わり合いのない人物だから、自殺を示すような文章を見ても、簡単になぜ助けない？になるのだ。しかし、これは経験したことない人にはピンと来ないだろうが、身内だったり、友達だったり、ましてや教え子が、自殺をほのめかすようなSOSを出したら、それは冷静でいられない。思考が停止し、自分の知らないどこかで事態は改善しないか、勝手な消極的な考えがよぎったり、何をどうしたらいいのか？状況を見つめるばかりで、体が動かない。

こんな時、行動を起こすのはとても勇気がいるのだ。
例えるなら、自分の家が火事になった時、茫然としないで何かできるか？道端で突然心臓の発作を起こした人を見て、心臓マッサージができるか？ほとんどの人は、行動どころが思考停止でそこにいるだけだと思う。

消防団をやっていると、この訓練、役に立つのかなと思う時もある。でもその経験の一つ一つが、実際の現場での力となり、思考停止から冷静な判断に変わり、行動へと変わってゆくのだろう。災害は起こらないことが望ましい。でも起こった時を想定して準備をすることこそ、対処の鍛錬なのです。なら、先生も、このようなケースはもう稀だと思ってはいけないのではないだろうか？起こりうるケースとして日ごろから対処の準備をしていけば、もしかすると最悪の事態は避けられたのではと思います。いじめが起きたクラスの問題でなく、そんな時学校としてどう臨むのか、そのための相談、協力体制はどうするのか？作っていってほしいものです。

心配なのは、先生が世間の批判に耐えられず、後を追うようなことはしないでほしい。
先生は続けられないかもしれない。しばらくは外を歩くにも、厳しい目にさらされるかもしれない。でも今回のことは、とてもレアなこととは言え、この経験もまた生かしてほしい。
次の彼を生み出さないことこそ、本当の供養になると僕は思います。

2015/7/5 死に方にも礼節がある

僕が飛行機が嫌いな理由は、空を飛ぶことですが、それとプラスして乗るのに手間がかかることです。のりなれない僕は、いつも40分～1時間前に行ってしまい、時間を無駄にしてしまう。どうもあの荷物チェックやら、搭乗手続きやらが時間がかかるような気がしてしてね…。

その点、新幹線はスムーズでよかったんですが、今後はそうはいかないかもしれませんね。
今世間を騒がせている新幹線での焼身自殺。
まったくもって迷惑な話ですが、こんなことが起こると、当然対策を打たなければならなくなり、今後は、手荷物チェックが行われるようになるのでしょうね。（痴漢が出れば街灯が増えたり、詐欺が広まれば、その対策CMが流れたりと、いつも愚か者に合わさなければならない、愚か者スタンダードに腹が立つ。）人間にとって、自殺とは究極の切り札であり、死を選ぶことに完全なる否定はしないのですが、でも立つ鳥あとを濁さずではないが、死に方も選ぶべきだと思う。

燃やしてしまった車両、巻き込まれ、命を落とした女性、予定を狂わされた多くの乗客、そして今後煩わしさを感じなければならなくなった状況、そんなことの一つ一つに70年も生きてきて、考えが及ばなかったのかと思うと情けない。ほとんどの人が持つ良心に支えられ、世界で列車テロがあるたびにセキュリティを強化する中、どちらかといえばゆるい中で乗車できたのだ。

それは日本人が持つモラルの高さであり、疑うことのない安全性だったのだが、これも過去の神話となってしまうのか。そんな、日本人が積み上げてきた国民性にも、泥を塗ったわけだ。死に方にも礼節は必要だ。若い人の衝動的なものは仕方ないと思えても、人生の熟練者には、そんなことも残す教えとして、示してほしかった。まったくもって残念であり、腹立たしいですね。（のちの放送で聞けば、年金の少なさへの不満だそうだが、なんとまあ自分勝手なことか。巻き添えを食った方々が気の毒でしょうがない。）

2015/6/21 規律の修練

人間は、できれば時に新しいものに挑戦する必要があり、その挑戦こそ今の自分を客観的にみることのように思います。
それは自分の登る山は、山の雰囲気はつかめても、山の全体像はみることができないのと同様なのかもです。

今回の僕の挑戦は、消防団での操法大会の出場。
日曜しか出れないことや、体のハンデがあったためこれまでは、出場を遠慮させていたできましたが、今年は、周りの皆さんが協力してくれたことや、数々の条件が合致したため、出れることとなりました。（消防団員である以上、これに出場することは一つのステータスであり、会話に参加できる要因でありまして、これまではちょっと寂しい思いをしていました）

練習は、なかなか難しく、スピードよりも規律といわれる作法が重視されるいわば、ちょっとした礼法であります。正直言って、指摘されることばかりで、一つ一つ思い出しながら、手に集中すれば足がダメ、足に集中すればテンポが送れるなど悪戦苦闘であります。
しかし時に無意識にできたり、うまくシンクロできた時は、とても気持ちいい。
完成したなら、その充実感たるや相当なものだと、その日を目的に頑張っています。日は6月の末で、練習日も限られているので、決して余裕はないのですが、休日返上で頑張ります。（といっても、ぼくとしてはいい気分転換となっていますが…）で、このつぶやきもちょっと休みがちになります、ごめんなさい。

2015/6/14 償いは、刑期の外にある。

またしても頭が痛くなるような悲惨な事件です。
飲酒運転でレースを行った、若者の2台の車に家族を乗せた車が車ごと葬り去られました。
4人の命が失われたひどい事故にもかかわらず、当事者たちは軽傷。
神様もずいぶんなことなさるという思いです。

しかし、問題はこれから。蛇行し振り落とそうとしたにもかかわらず、轢いたことに気付かなかったという供述。酒が抜けたのを見計らっての出頭。さらには、青信号だったと事実と違うことを言う始末。少しでも罪を軽くしようとしたのか、どこかの誰かに入れ知恵されたのか、肝心な償いのポイントがずれているな。

どう悔もうとも、どう謝ろうとも、彼らは4人の命を奪った人間として生きていかねばならず、常にそういう目で見られ、そういう評価を受けるのだ。その償いに終わりはなく、本人はもちろんのこと、家族もその影響の中で生きなければならない。

これから刑に服し、刑務所で何年過ごしたとしてもそれは償いではなく、ましてや、これでやることやったと思ったら大間違いだ。服役は、償いの始まりであり、これから社会に出た時にどう償っていかねばならないかの訓練の場なのだ。だからこそ、刑の重さは、それほど問題ではないのだ。むしろ自覚や覚悟がないなら、その期間は長いほうが彼らにとってプラスになることであろう。外に出て、刑務所よりはるかにつらい日々がまっており、はるかにきつい中で生きねばならない。そのための準備でしかない。

くだらない目先の知恵を授ける人間がいるなら、本質を伝えなければ。
今は正直に自分をさらけ出し、真にやったことを見つめ、終わることのないつらい日々に備えてほしい。遺族でない僕でさえ、こんなに憤りを感じる状況を考えてほしいな。

2015/6/7 またしても水の悲劇

想像しただけど背筋がぞっとするような事故。
またしても大型客船の沈没（しかもまた逆さま）、今度は中国の長江で起きました。

400人以上の乗員に対し、初期救助者はわずか10人ちょっと。
ほとんどの人が、船内に取り残され、ダイバーによる船内の確認作業によると、まだ生存者はいるらしい。まさに水の中に投げられた棺桶のようなものです。

僕はこの世で一番恐ろしい死に方は、意識ある中での生き埋めだと思っていますが、今回も同じようなケース。閉じ込められた船内で、刻一刻と迫る水嵩。呼吸困難か、低体温か、どうなるかわからない状況での、じりじりと迫る死への恐怖を感じながら、人生の最後を閉じるなんて、なんて残酷なのだろう。
しかも、今回も豪華客船であり、乗っていた方も高齢の方が多いことから、きっと、長年頑張った両親への贈り物だったり、連れ添った妻への労いだったり、いろんな形でこのツアーを楽しみにして、参加したことでしょう。それが一転してこんなことになろうとは。

今回もまた、船長と機関長が、真っ先に脱出して助かってるのだ。
発表では、竜巻による天災といわれていますが、どうも人災のにおいがしてきます。こんな人たちに命を預けたかと思うと悔しくて仕方ない。邦人の被害者はなさそうで、少し安心したけど、やはり人の命がたくさん失われた悲劇に変わりはありません。今はご冥福という状況でなく、怒りの矛先をどこにぶつけてよいやらという感じですが、ただ思うのは、これだから海外はいやなんだと、僕の臆病心に拍車がかかりました。

こういっては何ですが、信用していい国とそうでない国はあるのだ。

2015/5/31 登り鯉

最初はどうなることかと思っていましたが、ようやく鯉が登ってまいりました。

最初から4番が定着しなかったことや打線が湿りがちで、投打のバランがちぐはぐだったのがここに来て、4番が新井選手などの奮起により何とかなり、去年活躍した菊池選手や丸選手が打率をあげてきましたな。

何より田中選手は野間選手といった新しい顔ぶれが活躍しだしてきていて、ここ最近の主力選手の打率は3割越えがちらほらですからね、やっと楽しくなってきましたよ。

皮肉にも黒田投手が故障者リスト入りして最悪の事態を招いたことが、帰ってチームをまとめたのかもしれません。黒田投手が戻ってきて、マエケン、大瀬良、野村の若手3本に福井投手を加えた5本柱にさらに、助っ人のジョンソン投手が加わって、もう磐石であります。

今年は横浜も頑張っていて、いつにないプロ野球の構図となってるので、その中をするりと鯉が泳ぎ抜けてもらいたいものです。と、このときは書きましたが、その後1勝2敗ペースで惜しくも負けるケースが続きました。救いは、投手陣が踏ん張っていても打線の援護のない試合が多くて、失点が少ないことですね。でも、先日の大瀬良投手が投げた試合では、5点差をひっくり返されてたからな。なんか優勝する感じではないかな。

疑問なのは、一岡投手をなぜあんなに使うのだろう？あんなに打たれて、試合をぶっ壊しまくってるのにね。（巨人軍との約束かしら？）

今順位はビリの6位。優勝候補に挙げた解説者が多かったが、その顔を見てみたい。

2015/5/24 楽しむ来客と憂鬱に思う住民。

今年も祭りの季節がやってまいりまして、先日三社祭が終わりました。
この時期は毎年愚痴をこぼしますが、僕は憂鬱です。
僕はこの町の静かさが好きで、浅草にも上野にも近いのにとても静か。
平日は会社が多いからバタバタしていても、休日は見事に静まり返っている、そんなこの町が好きなのです。
でも、あの日だけは違います。
どこの人だかわからない人が、大きな顔をして町をぶらつき、そこらじゅうで寝転がっている。吸い殻は捨てまくり、ひどい時は室外機に捨てたりもする。
最近はそれでもよくなりましたが、昔は飲み掛けの缶ビールが転がってもいましたね。

祭りをするうえで、町会の人だけでは無理で、彼らの協力なしではどうにもならないことは分かっています。でも、僕的には好きな町が荒らされるように思えてつらいです。

神輿もやっぱり怖いですね。
今となっては体のこともあるので担げなくなりましたが、仮に担げたとしても子供の頃に感じた恐怖は、大人になっても変わらないようです。
京都のような厳かな祭りは素敵だと思います。清水のかっぽれのような、みんなで踊るのも楽しいです。祭りは嫌いではないのですが、どうも地元の祭りは苦手です。
ぼくは警備として裏方で参加するぐらいで、ちょうどいいですね。

2015/5/17 待ちわびたのだ。

市場から消えて、早何か月。
あると分かってる時でも中毒に近かったですが、無くなると禁断症状ものです。
ついに、あのペヤングが7月あたりに帰って来るらしい。（TVのニュースだから間違いはないだろう？）

ペヤングが消えたのは正直ショックだった。
カップ焼きそばは2週間に1度ぐらいの頻度でありましたが、子供の頃インスタントはあまり食べてはいけないという教えから、ほとんど食せなかったからこそ、大人になってからのペヤングは至福の時間でしたね。特に超大盛りは、最高でした。これ以上は食えないという感じが、たまらなかったです。
あの味、あのフォルムがそのままなのか心配ですが、できればペヤングで帰ってきてほしいですな。あともう少しの辛抱です。
どうでもいいことですが、この間一切浮気しなかった自分が誇らしく、それだけに食べられたときは格別でしょう。また、買占めによって値段が吊り上がらないかが、心配です。
少数でしょうが、こんな僕の意見に賛同してくれる方はいてくれることでしょう。
あはあはあは。

2015/5/10 A　NEW　HOPE

このタイトルで、わかる人はわかるのです。
今年はその年だということで…。その話はよしとして、我が家にも新しい希望であります。
GW中に、結婚した真ん中の弟が遊びに来ておりまして、その報告によると子供ができたとのこと。時期は10月の下旬で、結婚式をあげたのが去年の秋でしたから、今年も夏を超えたあたりが忙しくなりそうであります。

未だ結婚できないだらしのない兄貴ですから、我が家には孫の話は夢のまた夢だと言うのが、死んだ親父の口癖でした。それがここに来て、状況が変わるとはね。義理の妹に感謝であります。しかし友人の時も、うれしかったですが、身内だとこんなにもうれしいものなんですね。楽しみで仕方ないのと同時に、初めて長生きしたくなりました。
まだ性別は分かりませんが、どっちに転んでも、できることなら成人式を見てみたい。あと20年頑張って65まで現役で、頑張りたいものです。

子供とは希望ですね。これまで子供会などで感じた、地域の子供たちへの思いより強くそう思います。オリンピックの時より、強い動機づけになりました。

2015/5/3 山の恵みに感謝。

春の到来は、山形から山菜が届いて感じる当店の習慣です。

今年もたくさんのおいしい山菜を山形の山菜取りの名人、横山さんが送ってくれています。
今年は雪の解けが早かったのか、4月の初めから届きまして、その時でも結構成長していました。（例年なら中旬ぐらいからで、最初は小さいのです）届くたらの芽は、見た目はグロテスクなのもありますが、予想を遥かに超え柔らかく、天ぷらにすれば、その苦味と春の香りが口いっぱいに広がる逸品です。

宴会に出しても、お代りを要望されるほどで、どの方にも好評いただいております。
今年はもうすぐ終わりですが、山の恵みをくれた山の神に、そしてそれを届けてくれた横山さんに感謝です。
あ～あ、春だな～。

2015/4/26 おかえり、そしてお願いします！！

去年の今頃もおんなじことを言っていたような気がしますが、今年こそ、何十年に一度の広島優勝のチャンスがやってまいりました。
マエケンが残留を決めてくれ、大瀬良などのルーキーが充実し、野村などのポストマエケンが伸びてきました。そしてついに、ミスターカープこと黒田投手が帰ってきてくれたですよ。バッタバッタと三振を取るピッチィングではなく、打者の手前で変化するツーシーム（これを、フロントドアとか、バックドアというそうな）で、ゴロの山を築く。打たせて取る投球で、安定していますな。

ま、なんといっても、黒田投手といえば、昔から丈夫なことですよ。
日本にいた時は完投が多かったし、メジャーに行ってからも怪我でシーズンを棒に振るなんてほとんどないですもんね。ですから、今年も12勝11敗でもいいのです。最後まで、無事にローテーションを守ってくれれば、その存在感がチームを鼓舞してくれることでしょう。

しかし、改めてみると黒田投手は、いい顔してますな。
あの顔で、着物着せて、まげを結えば、現代の侍ですよ。野球選手のもつ華やかさはないですが、一本気に生きてきた男気にあふれておりますな。話題になりました、大型の契約を蹴ってまで、広島に戻ってきてくれたその生き残は、生涯カープファンが忘れない伝説となるでしょう。さあ、舞台は整いました、あとは優勝に向けての花道をひたすら進んでいただきたいです。黒田様、あとはよろしくお願いします！！

2015/4/19 やっぱり空は怖いって言うんだ。

またしても、空の事故。
今回は大事故にならなかったが、先日アシアナ航空のジェット機が、広島空港で滑走路から大きく外れて着陸。乗客に死者は出なかったものの、多数の負傷者が出たとか。

しかし結果とは裏腹に乗客の感想は、それは怖かったようで、揺れは大きく地上の設備ともぶつかったようです。

何てことだ。
これだから嫌なんだと思って、アシアナ航空ってどこの国の飛行機なんだと思ってみれば、また、韓国か…。船は沈没するは、ナッツリターンするわ、トラブル続きだからね。
しかも、どれも人の欲の嫌なにおいがするような人災だから、まさかこれもそうでないことを望みますが。まったく、この国は一体どうなっているのやら…。
しかもこの会社は、これまでに何度も事故ってるらしいね。今回のような着陸失敗も初めてでないというのだから、恐ろしい。

まともに飛んでいる飛行機の本数からすれば、事故を起こす機体は、わずか何パーセントにすぎないのだろう。でも、そのわずかな可能性にぶち当たった衝撃は、軽いものでは済まされない。僕が乗ったところで、そうなる可能性は極めて低いのだが、それでも怖いですね。
たとえ安くても、あの国の飛行機はご勘弁だな。

2015/4/12 だから空は怖いんだ。

飛行機が落ちて、たくさんの人が亡くなる。とても怖いことです。

こういっては何ですが、大雑把な某国の飛行機ならまだしも、ドイツのような勤勉で真面目な国の飛行機でも落ちるのかと思っていたら、どうも人災臭い感じですね。そうだとするとパイロットの気持ち次第で、活殺自在かと思うと、なおさら怖いです。

僕は昔から飛行機が苦手で、できれば乗りたくないと思っていました。でも先日仕方なく、福岡まで約2時間の短いフライトでしたが、それでも怖かった。（その機もLCCでした。事故の前でよかったです）がたがたと揺れる時、ここははるか上空で、地に足がついてないんだと思うと足がすくんできましたし、何より離陸の瞬間のあの背骨が抜けるような感覚が嫌でたまらなかった。ですので時間にしたら倍以上の差なのに、帰りの新幹線は快適でしたな。

最近ののぞみはほとんど揺れないし、その上静か。そのせいか以前に感じた重力の疲れのような倦怠感はなかったですね。…といっても帰りは疲れと酒の力で、大阪前に爆睡状態でしたが・・・・。

お客様の話では、事故にあうなら飛行機がいいという話があるようです。
それは賠償の金額が桁違いだかららしいのですが、一瞬であれ長くあれ、あの空から落ちてくる時間はいやだな。それが人生の最後なんて…。

死因が、ショック死なのか爆風で、燃えるのか、吹き飛ばされるのかわかりませんが、跡形もなかったり残っても誰だかわからない状態というのもさびいしいような気がします。

事故からもうだいぶ経ちましたが、遺体発見の話が聞こえてこないので（当然、生存者は絶望的でしょうね）、遺族の方々の気持ちを思うととてもつらいです。THE世界遺産という日曜の番組が好きで、見に行ってみたいと思う時もありますが、そのために飛行機に乗るのかと思うと、僕はTVでいいやと思いますね。

2015/4/5 帰還

実は私は3人兄弟でして、その長男であります。
どの弟たちも、店での手伝いの経験がありますが、年末に手伝っているのは、造園業をやっていて、結婚して所沢にいる次男です。
この度、研究一筋で、福岡にいた弟が返ってきました。
その世界は我々が知るところより過酷で、深夜まで働くことはもちろんのこと、休日でも自分の勉強やら、学会やら論文に携わったりと、大変なようですね。
大学院の博士課程を経て九州に飛んだのですが、5年間働き、その後体調を崩し一年間、自身で回復に努めたようですが、十分ではなかったようなので、我が家に帰還となりました。

正直お疲れ様です。
手前味噌ですが、よく頑張ったと思っています。しばらくは療養し、今度はこっちで仕事を見つけるようです。ぼくより9つ下なので、まだいくらでも新しいスタートが切れるでしょう。（40で店を開いたり、家を建てたり、転職をしたり、皆まだ頑張れる年ですものね）

もう少し視野を広げて、いろんなことに挑戦したらいいと思っています。様子を見ながらですが、店のほうも手伝っててもらうつもりです。よろしくお願いします。

2015/3/29 振り返れば15の軌跡

早いもので当店は先日の開店記念日を終えて、15周年となりました。

当初は、1年も持たないだろうと言われた店も意地で何とか10年営業し、開店の時の借入金を払い終えたら、親父の突然の死を皮切りに僕自身も入院したりと、波乱万丈の5年間でした。

様々なトラブル解消のため借りた借金は今もなお大きく、あと10年はかかるでしょうが、生涯労働と決めた僕としては、負担というよりいいカンフル剤ととらえています。

日々、ただ降りかかる火の粉を振り払うような生活だったので、あまり15年という月日を感じませんでしたが、先日友人が、15周年にと花を持ってきてくれて、15年をほめてくれた時、それなりのことをやり遂げたんだなと思いました。

近年、早い店で半年、もっても3年の壁を壊せない飲食店は数多くあります。
決して余裕があるわけでなく、自転車操業に近い、やわな店ですけど、継続できたということは、素晴らしいことなのでしょうね。

常日頃、当店を応援し、飲食を楽しんでくださってるお客様に感謝いたします。今後ともよろしくお願いいたします。

2015/3/22 ともに戦ってきた相棒たち。

道具に対する考えは人それぞれです。
常に新しい道具にこだわる人もいれば、長年なじみのある道具にこだわる人もいます。僕はボロボロになっても使い続ける、後者になりますね。

開店して、15年。
オープンから使い続けているものは、その半分になってしまいましたが、できれば閉店のその日まで、ともに戦いたかった。でも、人間に寿命があるように、道具にも限界があるようです。
当店の大型冷蔵庫とコールドテーブルとの別れが来たみたいです。財政的には、ちょっと厳しい出費になりますが、いずれは来るとわかっていただけに仕方ないかなといった感じです。でもなぜか寂しい。ともに苦労してきた相棒たちだけに、別れがつらく思います。（道具にこんなことを思うのは、ちょった頭がおかしいのかもしれませんが…。）

新しいのにすると、順当にいけば、次は、30年。28で始めた自分が58になる頃です。
その次の買い替えはないかもね。次は壊れるまでやって、壊れたら、閉店か・・・・。です。
今まで、店のために尽力してくれてありがとう。

2015/3/15 悔しいけど、脅かされた。

先日、今年も無事に東京マラソンが行われました。
今年はあまりいい天候ではなく、朝からぐずついた天気で、ちょっと寒かった。
ただ、雨は途中でやみ、何とか降らずに済みました。
もしかすると、ランナーにとってはいい天気だったのかな？

今年も36000人と、ものすごい数のランナーで、多くの外国人も混ざっていましたね。これまでに死者が出ていない、世界一安全なレースとして有名だそうだが、それだけに今年は厳戒態勢でした。今年は念頭から、日本人の人質事件があったように、イスラム国が宣言する恐怖に世界は対策を余儀なくされています。
これまでと違い多くの警備の警察官に、走る警察官であるランナーポリスまで出てくる状態。あの組織のために、安全のためとはいえ翻弄されていますね。まったくもって悔しいです。

マラソンは健康のため、そしてそんな大きなイベントは平和の象徴ともいえるのに、それをも狙う卑劣さが憎い。かつて日本人もまた戦争を繰り返してきましたが、そこで流されたたくさんの血も、今の平和への礎と思えば、今無駄に繰り返される死の悲しみにどれだけの意味があるのだろうか？

ナイフを突き立てた人間に考えてほしい、銃の引き金を引いた人間に見てほしい、人が人間らしく生きることとはどんなことなのかを。苦しいながらも笑顔で走りる疲れランナーたちの姿は、人間としてどんなに美しいか。来年は今年のような事でないように。あんなに警戒するなんて、ちょっと神経質だよねって、笑えるようになりたいもんです。

2015/3/8 どう、消化しようか。

言うまでもなく、連日紙面を賑わせてる中学生の殺害事件は、気分が悪くなること限りない事件です。

殺された上村君の無念はもちろんのこと、加害者である少年の今後の未来を考えると頭が痛くなりますね。なんでこんな事が起きたのか？なぜこんな事になったのか？疑問をあげればきりがないですが、興味本位でやった殺人でないとすると、そこに至った加害者の少年のこれまでの過程に同情しますね。
何がそんな彼を作り上げたのでしょう？

40過ぎの親父から言わせれば、10代から25ぐらいまでの時期はとても楽しく、無理がきき、夢を追える最高の時期です。その時期を迎えられずに人生を閉ざしされてしまった被害者。その時期を棒に振ってしまった加害者。何もわからなったでは済まされない、何とかならなかったのかと思わせる悔しさを含んだ悲劇です。

被害者も加害者も、そしてその家族も、どうやっても救われません。ならばせめて、加害者は素直にその非を認めて、少しでも前に進むしかないように思います。それでも、世間は彼を許さないでしょう。これから死んだほうがいいような苦しい現実が、彼とその家族に降り注ぐことでしょう。でもいつか、許される時が来るのかもしれない、そんな時を願って、正直に謝罪するしかないでしょうね。

ごまかさないでほしい。真実をうやむやにしないでほしい。
せめて、これからの彼の印象が悪くならないような大人の知恵で、支えてあげてほしいと願う次第です。

2015/3/1 それでもやる、そこにある矜持

18歳未満や、学生の購入が禁止されている勝ち馬投票券。通称馬券。
もう競馬をやらなくなって久しく、社会人になってからほとんど買ってないから、もう20年以上ほとんどわからずじまいです。
でも、今もあの競馬場に行った時の感動は色あせることなく、騎手って小さいなとか、大変な仕事だなと思いましたね。

先日バースディという番組で、後藤騎手が取り上げられていました。
年はアラフォーで、騎手とすればベテランの領域でしょうが、この騎手のここ何年間はすごかった。なんと3回も落馬し、いずれも首をやってるのだ。しかも、最後の1回は、落馬直後に意識を失う大変危険な状況で、紙一重で命をつないだとか。意識が戻っても、体は全く動かせず、手足はしびれ、毛布をほんの少し動かそうとしただけでも、激痛が走ったとか。

何か月にもわたり、リハビリを繰り返し、なんと先日カムバックしたのだそうな。
まだ子供が小さいこともあって、こんな危険な仕事の続投を悩んだようだが、何とも勇気のある決断だったと思う。

競馬を知らない方はご存知ないかもしれませんが、競馬のジョッキーというのは、とても危険な仕事です。防具というほどの防具もつけず、減量を重ね体重を絞り込み勝負に臨む。しかも、そもそもが馬の背中というのは乗るのに向いていないらしく、本来乗馬というのは、馬の背中に鞍を付け、足を乗っける鐙も馬の腹近くまで下がっていて、乗る人は馬を軽く挟み込むようにして乗るのだが、競馬の騎乗はこの鐙が異常に短い。ほとんど上にひっかかってる程度で、あれでは、何かあったら吹っ飛んでしまうのだ。

馬の体重は400～500キロで、それを超える馬も多く、原付のフルスロットル並みのスピードで疾走する。当然接触やら、馬がつまずくこともあり、不安定な騎乗に、体の小さく軽い騎手が乗るのだから、落馬は大体が惨事となる。
落馬で、廃人のようになった人や命を落とした騎手も少なくないのです。（中には、踏まれた内臓が破裂して、腎臓が一つしかないという人もいました）

プロとは言え、その恐怖にもう一度チャレンジした、精神が何よりすごい。後藤騎手が言っていた、たとえ最後の1回の騎乗となっても、このままでは終われないといった言葉に騎手としての矜持を感じますね。
もし再び馬券を買うことがあれば、そのレースに並んだ後藤騎手に頭が下がる思いです。

と、この文章は、放送後に書いたのですが、先日大変残念なニュースが流れました。後藤騎手は自殺してしまったようです。
見た目以上に苦しみだったのか、未来が見えないほどの絶望だったのかはわかりませんが、実に残念です。正直、この文章は、破棄しようと思いましたが、生前の頑張りを多くの人に知ってもらいたくて載せました。

心より御冥福を祈ります。

2015/2/22 僕は、ずるいと思う

残念なことに、先日台東区長が亡くなられました。
消防団の行事で、お会いすることが何度がありましたが、近年は何か違和感がありました。大雑把に感じていた印象だが、生命力が落ちているように思えたのです。いやな予想が当たってしまった。

そのため3/1は区長選となるわけですが、ちょっと納得いかないことが…。
本来立候補が済んで、ポスターとかが張られたタイミングで、選挙カーでのPRが始まると思うのだが、今回もうすでにアピールしている輩が。しかも今月初めごろから、立候補予定者として、自分の名前を連呼していた候補者がいるんだよな。

なんか、ずるくね～かな。
法律的に違法ではないのかは知りませんが、もし合法であっても、そんな法の網目をすり抜けるようなことを、おおっぴろげにやる根性が気に食わないよね～～。
そんなやつが、区長になっても、そんなことをやるんだろうなと思うと寒気がしますな。

選挙も男の勝負と捉えるなら、もう少し正々堂々と戦っては。
そんな卑怯者に、神の鉄槌といわず、民の鉄槌が落ちることを望む、3/1でしょうか。

2015/2/15 あなたの価値。

人の価値とは、自分の評価とは別に他者の評価というかイメージのなかで生きていることもあるようです。それだけに、そのイメージを壊した時のダメージも時に大きなことになることもあるようです。
昔、何年前だったか、やたらとヘアヌード写真集が出回った時がありましたな。
ファンならともかく、かんべんしてくれよというヌードも多かった。
そんな中で、一般人の思いを代弁したのか、当時売れていた北野何とかといった一人の芸人が、山本リンダについて酷評していた。それが問題となって謝罪となったのだが、それまでラジオの番組も持っていた彼は、毒舌で鳴らしていたのに普通の人のように思え、それ以来すっかり鳴りをひそめました。でも、本当の意味で損したのは謝らせた彼女のほうで、僕的にはあのぶっとんだようなキャラも、一皮むけばただのヒステリックなおばさんだったと思いましたね。（ここで堂々としてればさすがと思ったし、それなりに自信を持ってやったのかなと思ったけど。…見たくはないけどね）

今、夜の仕事をやっていたことが理由とかで、日本テレビのアナウンサーの内定を取り消された事が、裁判沙汰になってるらしい。名前さえも知らない人物ですが、今後どういう形になるのかわかりませんが、話題になりましたし、どこかの局で拾うかタレントにでもなるのかなと思います。

でもなんであれ、不利だよな。この先この業界にいれば、ああ！！あの時の～と指差されるでしょうし、人によっては売名行為と陰口をたたかれても仕方ないですわな。ゴシップで話題に上った人がほとんど消えてしまったように、結局、圧倒的な実力が備わらなかったら、消されるわけで、その可能性は一般の人たちよりもシビアであろう。自分の価値は、他人の評価によって左右されるわけですが、それだけで終わるのも実力なのかな・・。

とどのつまり、日々着々と力をため込んで、キャリアを積み上げた人に敵うわけがなく、地道で、真面目と評価される人こそ、一番価値があるのかもしれませんね。

2015/2/8 男の喜び。

これは僕の私見であり、明らかに偏ったものである。
この女優さんは、正直言って嫌いでした。演技力はないし、とっつきにくい感じが余計腹立たせた。でも、今はとても今後が楽しみですな。
その名は米倉涼子さん。
綺麗な小さな顔、バレエで鍛えたすらりとした姿、容姿は言うことなく美人ですが、あの気の強さを前面に出した姿は、鼻もちならなかった。それだけに、男なら多くの人が抱く願望。あの、いけ好かない超美人をひどい目に合わせたやりたい、そんな気持ちが形になったのか、松本清張の3部作や交渉人では、どこかひどい目にあわされたり、時に下着姿になったり。
内容うんぬんより、そこに男のうっぷん晴らしが盛り込まれた気がしたし、それだけに人気があったのではと思っていました。

でも米倉さんは、一皮むけました。家政婦は見たで、とっても幅のあるこれまでとは違う演技を見せたし、今ではドクターXで、往年のベテラン俳優たちをどんどんぶった切り、苦い顔をさせときながら、本人はいたって自然に飄々としてる姿は、とても痛快で気持ちいい。（これは、内容的にも気持ちよくて、男社会の肩書きとか派閥とかのめんどくさい世界の中で、実力一本で、その世界を切り裂いていくさまは、美しい）

そもそも、容姿は申し分ない美しさなので、あとは演技だけと持っていたら、それが備わってきた。このドラマも、数あるテレビ朝日の長寿シリーズに加わるのではないかと思っています。松本清張3部作も、交渉人も家政婦は見た（熱い空気）もドクターXも、皆テレビ朝日です。
ひとつのテレビ局が、辛抱して、様々な起用を駆使して、名女優を育て上げた。
そんな感じでしょうかね。

2015/2/1 不戦という苦渋

この世で一番つらいことは何か？
財産を失うことか？家族の死と向き合うことか？
もちろんそれらすべてつらく苦しいことであるが、もっとつらいのは、戦えないことだと思います。たくさんの借金を抱えようとも、家が壊されようとも、働ければ、その事態を打開できるかもしれない。自分で努力できることがあれば、その戦いは幾分か事態を好転させたり、自分自身への癒しとなることもあるでしょう。しかし、なにもできなかったら、その苛立ちであったり、絶望は自分の中で重く沈滞するだけだ。

今、誠に残念なニュースが飛び込んできた。ここ何日間か紙面を騒がせていた日本人の人質事件が、最悪の結果となってしまった。日本に残された家族と再会することはかなわなかった。なぜ？という気持ちとともに、怒りを感じる。
日本にいた家族はどんなにつらかったろう。何かしたくても、やれることは制限されてるし、現地に行くことさえままならない。努力できない、手も打てない、戦えない。これは何よりつらいことだ。こんな死を認めたくないからよけい、お悔やみを言う気にもならない、ただ残念です。できれば、これで最後であってほしいです。

2015/1/25 マイアカデミー賞2015

振りかえれば2014は忙しい年でした。
そのせいか、観た映画の本数はたったの10本と、ここ10年ではワーストでしたね。
弟の結婚式があったり、そのための事前会合があったり、モノが壊れることも多かったり、そして消防団のほうも活発だったりと、観に行きたいなという作品は数あれど、そのための時間調整が難しかったのと、年齢のせいか、疲れると気が萎えてましたね。

それでも観た作品はこれといった突き抜けたものがなかったものの、どれも傑作だったように思います。
僕的な判断のアカデミー賞ですが、作品賞は、ローン・サバイバーですかね。

戦争映画にリアルさを求めれば、凄惨なものになるそんな作品でした。戦争もののヒーローものなら、ピンチを脱する時があったり、ちょうどいいタイミングで助けが来たりということがあるでしょうが、この作品はそうでなかった。殺すまで執拗に追いかける敵の軍隊に、どこまでもどこまでも追い続けられ、気持ちの休まる時などない。実際はそういうものなのでしょう。娯楽作品とは言いにくいですが、戦争の悲惨さを訴えるに、十分な作品だったように思います。主演男優賞は、該当者がいませんでした。永遠の0の岡田君も素晴らしかったのですが、あと少しかな・・。大統領執事の涙のフォレストさんはもう言うまでもない名優なので、今夏は見送りです。主演女優賞は、ラブレースのさんと、海を感じる時の市川由衣さんですね。どちらも体当たりな演技で、劇場に行くまでエロな気分で行った、僕が恥ずかしかったです。女優とはすごいもんだなと思えた、素晴らしい演技でした。

2015はもっと映画が観れたらいいと思っています。また素晴らしい作品との出会いを願いまして、映画って本当に・・・・・です。

2015/1/18 達人のスロー

落語を聞き始めた時、父親が言っていたのは、落語ののうまい下手は間の取り方なんだといっていました。
間とは？間隔のことかと思っていましたが、DVDを見てもCDを聞いてもなかなかわかりにくかったのですが、演芸場に足を運んで何となくわかりました。間とは、呼吸なんでしょうね。

噺のテンポは、早過ぎれば何言ってるかわからないし、遅すぎればリズムが悪い。ちょうどいい早さとは、実は聞いてる観客の呼吸に合わせたテンポのように感じました。話の中にある緊張する場面ではやや早く、そこから弛緩するときはやや遅くしながら、聞いてる人間の心拍数に合わせるような話のテンポこそ、聞きやすく話に入りやすい話で、それだけに笑いも起きやすいのだと。若い噺家さんは、どうしても覚えてるのを速く話したいのか、余裕がないのか、速いテンポで話したがります。でもそれだと、観客を置き去りにするか、ついて行っても息が切れそうです。当然笑う余裕がありません。

人を笑わせるというのは、とても技術がいるもんだなと思いましたが、それは落語だけではなく漫才でも当てはまるようですね。
先日放送されていた漫才の番組で、博多華丸大吉さんが優勝されました。ぼくは決勝しか見れませんでしたが、とても落ち着いて余裕のあるスローなテンポの漫才でした。この手の大会では、時間に制限があるせいか、若手の方々は、ものすごい速さでネタを盛り込みます。その勢いで一気に駆け抜けるところがあるせいか、聞いていても何組かで疲れてしまう。その点、博多華丸大吉さんはとても聞きやすかった。（こういう感想を持つようになった僕は、ある意味、耳の老化ともいえますな）

コンテストというより、普段のステージで演じてるような姿は、やはり達人の領域でしょうね。正直、ほかの芸人とは役者が違うというか、むしろ、ベテランだからでなくてもよかったのでは…と思ったぐらいです。
優勝おめでとうございます。あの人の良さそうな二人が繰り出し、九州色たっぷりの漫才が、より磨かれることを願います。

2015/1/5 中国の厨房で作った和食な映画。

新年一発目の映画、というより正月中に観る映画は結構大事で、何を見たかでなんかその一年の調子が決まるようなところがありますな。

以前、いい映画だったのですが、ホラーっぽい、ちょっとグロい作品を見てしまった年は、ろくなことがなかったような…。
そんなことを気にして、ここの所、重厚な戦争ものが多かったですが、今回はちょっとミステリアスな恋愛もの。監督は日本人、主演も日本人、よって日本映画といいたいですが、舞台は上海で、登場人物は主演以外ほぼ中国人。中国の厨房で、中国の食材で作った和食のような作品でした。でも内容や作品の作りは完全な邦画でしたね。

双子の姉妹がヒロインなのですが、その外見から内面までの見事な対比、全体的にスローで、細かな部分を静かに見せる描写。この作品では、時計がキーになるのですが、その時計というアイテムを最初から最後まで見事に生かし切った、繊細で、伏線の回収もきちんとできた日本らしい作品でした。その名は”真夜中の5分前”。監督はあの行定勲です。

人によってはテンポが悪いと感じる方もいるかもしれませんが、あまり登場人物がなく、少ない人間たちで、それでいて広がりのある、コンパクトにまとまった作品だと思います。双子の姉妹ってそういうものなのかな・・、そんな感じです。
ちなみに私の義理の妹も双子です。

2003年のつぶやきはコチラ